2015年02月13日

「木口木版を楽しむ」展 始まりました!

「木口木版を楽しむ展」から



木口木版と言うとモノクロのイメージですが、今回展覧中の作品の中に二点カラーの作品があります。

城所 祥 「青い陶器とプルーン」




小林敬生 「化石 -大地ー」

カラーの木口木版はめちゃくちゃ大変で気の遠くなるような作業だそうです。上の作品の右端なカラーと黒っぽい部分の境界線が見当だと2/13ご来場下さった三村さんが教えてくださいました。


折角ですから…

木口木版とは

簡単に言うと一般的にイメージする木版は板目木版、木を縦方向に切った面を彫刻刀で彫ります。学校で習った版画がそれです。

一方木口木版は木を輪切りにした面を彫りますが、とても硬く彫刻刀では彫ることが出来ないので銅版画の道具ビュランで彫ります。板目木版に比べ緻密な表現が可能ですが輪切りにした木を使うので、それ程大きな作品は作れません。イギリスで生まれた木口木版ですが、日本では作家さんの数が少ないようです。  


Posted by 千代田画廊 at 10:27Comments(0)