2014年10月31日

大石士郎さんの展覧会は延期!

11月に予定していた大石士郎さんの展覧会は来年に延期となりましたのでお知らせ致します。出来る限り口頭でお伝えして来ましたが、既に案内状をお持ちになられた方もいらっしゃるのでは…と心配しています。




次回は11月12日からモンゴルの画家14人による展覧会です!  


Posted by 千代田画廊 at 17:15Comments(0)

2014年10月30日

「諸星晃司 挽物漆器作品展」 無事終了

お疲れさまでした!

 昨日、諸星さんの展覧会が無事終了しました。
搬出を済ませてからの反省会で「お客さんが真剣に作品を見てくれたり、質問してくれたり、それが本当に嬉しかった。またいろんな方が来場され良い刺激になりました。よーしこれからも頑張ろう!という原動力になりました。」と諸星さん。また新たな挑戦が始まります。
 

諸星さんからメッセージ
みなさんぜひ「水戸黄門」を見て下さい!あの45分間には、黄門さまが行く先々のその土地その土地の気候風土に合った歴史的な産業、伝統工芸などが上手く織り込まれている素晴らしい番組です。
また時間が出来たらぜひアイヌ部落を訪ねて下さい。今までいろんな所を訪れた諸星さんが一番印象に残っているのがアイヌの人達との触れ合い。「話などしなくても顔を見ればその純朴さが伝わってくるからね。」とのメッセージです!
  


Posted by 千代田画廊 at 13:27Comments(0)

2014年10月29日

「諸星晃司 挽物漆器展」惟喬親王

諸星さんは惟喬親王をはじめ木地師の歴史を訪ねたり、南アルプスをはじめ各地の山や原生林を訪れている。そんな諸星さんお薦めのテレビ番組が「水戸黄門」、諸星さんは番組の中からいくつも地方の伝統や歴史に興味をそそられ旅に行かれたそうです。

惟喬親王(844~897)
ろくろの技法を里人に教えた全国各地の木地師の祖



大山のブナの木
大山山麓のブナ林は西日本最大規模


           天城原生林のブナと…
  


Posted by 千代田画廊 at 14:04Comments(0)

2014年10月29日

「諸星晃司 挽物漆器作品展」 作品紹介6

案内状の作品 公募展出品予定


日本手工芸美術展覧会入選作品 柿葉色小鉢

金沢わんone大賞 入選作品

日本手工芸美術展入選作品 田舎風夫婦椀

大阪工芸展 入選作品
  


Posted by 千代田画廊 at 14:02Comments(0)

2014年10月29日

「諸星晃司 挽物漆器作品展」柿の木のお椀

穴のあいた柿の木で木地を作るのは大変ですね。穴のあいた部分は貝で穴埋めする事により素敵な装飾に…



出来あがるとこんな風に…





感動的な変身ぶりです!これぞ腕の見せどころなのでしょうね。  


Posted by 千代田画廊 at 09:08Comments(0)

2014年10月29日

「諸星晃司 挽物漆器展」 道具は自分で

工芸用の道具は自分で手作り
工芸用の道具は今現在約40本。作品に応じて道具は作るそうです。諸星さんは「作品が道具を作るんだな。」と言う。それは本職の木地師の仕事においても同じこと。「何しろ道具がなければ始まらないよ。」道具の使い方を説明しながら「刃先に自分の思いが伝わるってことだな。」と。諸星さんのひと言ひと言は、長年の職人さんの経験がにじみ出ています。



真ん中の定規は60cm、大きな作品づりには大きな道具が必要になる。柄も刃も手作り、鍛冶屋さんの仕事もこなさなければなりません。物作りには、まずは道具作りなんですね。  


Posted by 千代田画廊 at 08:46Comments(0)

2014年10月28日

「諸星晃司 挽物漆器作品展」漆の試験林

諸星さんはが訪ねた茨城県の漆試験林のこと

日本文化財漆協会
 「日本産漆」の生産、精製の保存、継承 
蒔絵をはじめ漆工芸は各時代と共に発展し、さまざまな技法表現を生みだしており現在でも世界から高い評価を得ているが漆工芸を支える基礎である漆液は明治以降外国からの安価な漆の輸入や化学塗料に代用されるなど日本での生産が急激に減少し廃絶の危機に会った。こうした状況にあって日本産漆の伝統を守り、生産や精製の技術を後世に伝えるために昭和47年に漆芸家、文化財保存技術者、学識者らによって設立された。

諸星さんが4年前に訪ねた茨城県の漆の試験林

黒っぽくついた傷が漆を採取した痕


岩手県の浄法寺町の鍛冶屋さんに作ってもらった漆を採取する道具

諸星さんは自分の作品に自分が育て採取した漆を使いたい!という夢があり約10年前に浄法寺町から漆の苗木100本を取り寄せ栽培を始めた。漆が採取できるまでには約10年ほどかかるが、採取用の道具は早々注文。しかし事情で栽培2年目に残念ながら断念、ちょうど今頃採取できていたはずなのですが、かなわぬ夢となりました。



あるお客さまが「日本の漆芸は海外では高く評価されていて、フランスでは ”日本=漆”と言うくらいですよ。日本の漆文化こそ世界遺産に!となぜ働きかけないのですか?ぜひ頑張って下さい。」と諸星さんに熱く語って行かれました。  


Posted by 千代田画廊 at 09:53Comments(0)

2014年10月27日

「諸星晃司 挽物漆器作品展」賑わってます!

連日諸星さんファンで賑わっています!



新聞で展覧会のことを知ったと同級生の方が…



また、新たな出会いに話が弾みます!  


Posted by 千代田画廊 at 22:02Comments(0)

2014年10月26日

「諸星晃司 挽物漆器作品展」作品紹介5

虫さんアート

諸星さんの作品は「虫食いも生かす」芸術!今回注目の作品は…

                    新美工芸会奨励賞

この作品は、ある公募展ではキズ物との理由で選外、ところが新美工芸会では”奨励賞”を受賞というエピソードを持つ。 約17㎝ 白倉原生林の欅


諸星さんは「虫さんアートにはかなわないよ、彫りたくったってこうは彫れないからなぁ。」と笑う。

諸星さんの作品たちのほとんどは、廃棄処分されてしまう運命の木材から数々の作品に生まれ変わっています。そして虫食いや穴など一般的には好まれないそれぞれの木材の状態をあたたかな眼差しで見つめ、楽しみ、それを見事に生かした作品が生まれてくるのです。  


Posted by 千代田画廊 at 11:48Comments(0)

2014年10月26日

「諸星晃司 挽物漆器作品展」作品紹介4

この作品は2007年から行われた登呂遺跡の改修工事の時に切られてしまった樹齢約40年の焼却予定のねむの木を譲り受け生まれた作品。


たまたま登呂遺跡を訪れ見つけたそうです。諸星さんがおっしゃるように正に「木が俺を呼んでる。」ですね。

                  新美工芸会入選作品



この作品も同じねむの木から



諸星さんに出会って本当に良かった!  


Posted by 千代田画廊 at 11:42Comments(0)