2014年02月25日

蓮月の和歌の素敵な記憶

蓮月の代表作

蓮月が晩年を過ごした神光院の山門には「やどかさぬ…」の石碑が今も残っている。
彫ったのは誰なのか分からないが文字は蓮月、時代は明治。



蓮月自画賛


蓮月の和歌の素敵な記憶


読みは…

蓮月の和歌の素敵な記憶


約60年前に国語の教科書に載っていたという蓮月の和歌を花村さんに書いて頂きました。

蓮月の和歌の素敵な記憶


23日山本氏の講演後、来場者からの質疑応答の時間がありました。その中で約60年前私が中学の時、蓮月の歌が国語の教科書にあり「宿貸さぬ…」と記憶のまますらすら和歌をよまれた花村さん。蓮月のことは何も知らないが宿を貸してもらえず外で仮寝していたら素敵なおぼろ月と桜の花を見る事が出来た。あの時宿を借りていたらこんなに素晴らしい月と桜を見る事が出来なかった。宿を断られたお陰だと教わったそうで、その心に感動し今日まで鮮明に記憶に…。和歌の一部が記憶と違うのは?との質問がありました。
蓮月は同じ歌を軸や短冊、焼物に書いたり、歌の一部を変えて表現する事も珍しくないそうです。いずれにしても意味は同じ、人を恨まずこのように考えられる蓮月、心が洗われる思いですね。また60年もその時の感動を持ち続けていらっしゃる花村さんも蓮月のように素敵な方ですね。



Posted by 千代田画廊 at 10:26│Comments(0)
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